【保存版】銀の加工性|特徴や用途についても解説

「銀のアクセサリーが黒ずんでしまった…」「銀製品の美しい輝きを保つには?」「銀って加工しやすいって本当?」

銀に関する悩みや疑問、ありませんか?この記事では、古くから人々を魅了してきた銀の魅力と、その加工の奥深さに迫ります。

この記事を読めば、あなたも銀加工の基本をマスターし、その輝きを最大限に引き出すことができるでしょう。

宝飾品から工業製品、医療器具まで、幅広い分野で活躍する銀の秘密を、一緒に紐解いていきましょう。

この記事の監修者

藤原 弘一

1986年(有)藤原鉄工所(現フラスコ)入社、1992年代表取締役就任。
時代のニーズに適合した最新鋭設備と長年蓄積した職人技的加工技術を融合させ、顧客の信頼を築いた会社。

保有資格:司法書士、行政書士、宅地建物取引主任者、2級小型船舶、4級無線技士

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銀の歴史

銀の歴史

銀の歴史は古く、いくつかの説が存在します。中でも有力なのが、紀元前4000年頃には銀を作る技術が存在し、紀元前3000年頃には装飾品として利用されていたという説です。これが、人類と銀の関わりとして一般的に知られています。

紀元前2500年頃の西アジアでは、灰吹法という技術が開発されました。これは鉱石から金や銀を取り出す方法です。このことからも、銀は人類の発展に深く関わってきたと言えるでしょう。

日本においては、1500年代から石見銀山、生野銀山、院内銀山などの開発が活発になります。そして、1600年代前半には、世界有数の銀産出国となりました。当時の世界の銀生産量の3分の1を日本が占めていたという記録もあるほどです。

しかし、海外からの銀の流入や資源の枯渇といった問題が起こります。そのため、江戸時代頃には、日本の銀の生産量は大幅に減少してしまいました。

銀の加工性

銀の加工性

銀はとても柔らかく、力を加えるとよく伸びる性質があります。薄く延ばしても、折れたり割れたりする心配はありません。0.2ミクロンという非常に薄い銀箔にも加工可能です。

この性質から、細かい装飾や複雑な形を作りやすく、宝飾品や工芸品の材料として適しています。金属を扱う職人さんやデザイナーにとって、銀の柔軟性や加工のしやすさは非常に魅力的でしょう。

ただし、銀には常温老化という性質もあります。加工して硬くした銀をそのままにしておくと、再び結晶ができて強度が落ちてしまうのです。

この欠点を補うには、銀と他の金属を混ぜて合金にする方法が効果的です。

銀の特徴

銀の特徴

銀は、原子番号47の元素で、貴金属と呼ばれるものの一種です。金属の中で最も電気を通しやすく、熱も伝えやすい性質を持っています。また、人が見ることのできる光を反射する割合も、金属の中で一番高いです。

光をよく反射するため、美しい輝きを放ちます。そのため、昔の日本では「しろがね」や「しろかね」(白銀)と呼ばれていました。

銀は形を変えやすいのも特徴です。1グラムの銀があれば、約2200メートルもの棒状に伸ばせるほどです。

しかし、銀は金属の中では比較的、化学変化しやすいという面もあります。空気中に硫黄化合物(車の排気ガスや温泉の硫化水素など)があると、表面に硫化物Ag2Sができ、黒ずみの原因となります。

昔の王様やお 金持ちは、銀の食器を使っていました。これは、硫黄化合物やヒ素化合物などの毒が食べ物に混ざった時、銀が変色してすぐにわかるからという説があります。

ちなみに、銀イオンには菌を抑える強い力があります。このため、現在では抗菌剤として使われることが多いです。

銀の加工品の用途

銀の加工品の用途

銀の加工品の用途は以下のとおりです。

  • 投資
  • 宝飾品
  • 工業
  • 医療器具

順番に解説します。

投資

銀は、貴金属として、お金の代わりに投資する価値も高いとされています。

金ほどではありませんが、物価上昇の影響を受けにくい資産です。

そのため、多くの投資家が銀を選んでいます。市場での銀の値段は、経済の状況や、どれだけ銀が採れるか、産業でどれだけ使われるかなどによって変わります。

しかし、長い目で見ると、価値が安定していることが多いです。

銀に投資する方法には、銀そのものを買う現物投資や、ETF(上場投資信託)、先物取引などがあります。

特に現物投資は、銀そのものの価値が値段に直接影響する方法です。

そのため、個人投資家にとって分かりやすく、良い選択肢となっています。銀は金に比べて値段が手頃なのも魅力です。初めて投資する人でも始めやすく、少ない金額から投資できます。

宝飾品

美しい輝きを持つ銀は、ジュエリーの素材としても非常に人気があります。

銀を使うと、光がよく反射し、ジュエリーに高級感と特別な魅力を与えられるからです。銀は柔らかい金属なので、細かいデザインや複雑な形のジュエリーを作るのにも向いています。

他の金属と混ぜて合金にしたり、メッキをかけたり、色々な方法で加工できるのも特徴です。

さらに、買う人の立場からすると、銀製品は金やプラチナよりも値段が安いので、手に入れやすいのも嬉しいポイントでしょう。

手頃な価格でありながら美しい銀製品は、多くの人々に愛用されています。

工業

銀は、工業製品の材料としても多く使われており、さまざまな製品に利用されています。

例えば、電子機器の部品、太陽光発電パネルの電気を通す部分、写真のフィルム、乾電池など、私たちの身の回りにあるものにもたくさん使われているのです。

また、銀は菌の繁殖を抑える性質があるため、医療器具などにも使われています。

医療器具

銀は体に優しく、菌にも強い性質があるため、医療の現場でも使われる金属です。

例えば、傷口を消毒したり、医療機器を作ったりする際に使われます。よく伸びる性質があり、形を記憶する装置や、精密な機械にも適しているのが特徴です。

さらに、銀イオン(Ag+)は菌が増えるのを防ぐため、菌が原因の嫌な臭いを抑える効果もあります。

まとめ

銀は、その美しい輝きと優れた加工性から、宝飾品、工業製品、医療器具など、幅広い分野で活用される貴金属です。

非常に柔らかく、極薄の箔や極細の線に加工できるため、繊細なデザインや精密な部品製造に適しています。

一方で、硫黄化合物による黒ずみや、常温老化による強度低下といった課題もありますが、これらは合金化によって克服可能です。

銀の持つ高い電気伝導性、熱伝導性、光反射率は、他の金属にはない独自の強みであり、電子機器や太陽光パネルなど、現代社会に欠かせない技術を支えています。

株式会社フラスコでは、昭和48年の創業依頼、一般産業用機械部品の設計・製作・組立をはじめ、チタンやタングステン、ジルコニウムなどの金属加工を行なってきました。

時代にニーズに合わせ、最新鋭の設備と創業から約40年間培った、難削加工を可能とする職人の加工技術で様々な製品を生み出しています。

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