【保存版】プラスチックの加工方法10選|注意するべきポイントも解説

「プラスチックの加工方法が知りたい」

「プラスチックの加工で注意すべきポイントってなんだろう」

などとお考えではありませんか?

本記事では、プラスチックの加工方法と併せて、加工素材を選ぶ際に注意するべきポイントや加工方法の選び方を解説します。

最後まで読むと、プラスチックの加工方法がわかり、納得したうえで加工依頼ができます。

この記事の監修者

藤原 弘一

1986年(有)藤原鉄工所(現フラスコ)入社、1992年代表取締役就任。
時代のニーズに適合した最新鋭設備と長年蓄積した職人技的加工技術を融合させ、顧客の信頼を築いた会社。

保有資格:司法書士、行政書士、宅地建物取引主任者、2級小型船舶、4級無線技士

プラスチックの加工方法10選

プラスチックの加工方法10選

プラスチックの加工方法は以下のとおりです。

  • マシニングセンタ加工
  • 複合旋盤加工
  • 同時5軸加工
  • 薄肉加工
  • NC旋盤加工
  • 切断加工
  • 溶接加工
  • 曲げ加工
  • 接着加工
  • 3Dプリント

順番に解説します。

【加工方法①】マシニングセンタ加工

マシニングセンタは工具マガジンにさまざまな切削工具を内蔵しています。

工程順に自動で取り替えながらデータ通りに加工できる特徴があります。

  • フライス加工
  • 穴あけ
  • タップ

などの高精度なプラスチック加工を1台で行えます。

多品種、小ロットの生産に適しています。

【加工方法②】複合旋盤加工

複合旋盤はNC旋盤にフライス(マシニング)の機能を持たせた加工機械です。

NC旋盤と異なる点は、工具を回転させて行うミーリング加工が可能な点です。

通常のNC旋盤では丸棒の中心を原点とした外径と内径を加工できます。

よって、高い精度のプラスチック加工が可能です。

【加工方法③】同時5軸加工

「同時5軸加工」5軸加工機でX軸・Y軸Z軸と回転軸・傾斜軸を同時に動作させます。

インペラを代表とした自由局面形状加工やアンダーカットが必要な複雑形状のプラスチック加工をします。

【加工方法④】薄肉加工

「薄肉切削加工」は、ものづくりにおいて非常に重要な加工の1つです。

プラスチックや金属などの素材から、薄いシート状の部品や薄い肉厚部分のある形状を削り出します。

これらは高精度での加工で、非常に難易度の高い加工です。

【加工方法⑤】NC旋盤加工

プラスチックの精密加工において、丸棒を使用し、これを高速回転させながら専用の切削工具(バイト)を使用して形状を削り出す技術があります。

この加工法では、NC旋盤を利用しており、プログラムによる無段階での回転速度調整が可能です。

これにより、バイトの接触度合いや進行速度の微調整によって、穴開け、溝切り、ねじ切りなど、多岐にわたるプラスチック加工作業を実現しています。

【加工方法⑥】切断加工

エンジニアリングプラスチックやスーパーエンジニアリングプラスチックなどの高品質素材を、お客様のニーズに合わせたサイズに精密切断するサービスを提供しています。

この過程では、鋸盤やパネルソーといった先進の切断機器を使用し、丸棒や板材を目的とする寸法に正確に加工します。

お客様の具体的な要望に応じたカスタムメイドの加工を、高い精度と効率で実現します。

【加工方法⑦】溶接加工

塩ビ(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)などの溶接に適したプラスチック素材を使用した加工をします。

これらの素材は、薬品耐性に優れており、主にタンクなどの製品に使用されています。

薬品の漏れを防ぎ、物理的な強度が不足している部分を補強することが可能です。

私たちは、製品の機能性を最大限に引き出すための強度重視の溶接加工から、美観を損なわない外観重視の加工まで、お客様のニーズに応じた柔軟な対応を行っています。

【加工方法⑧】曲げ加工

アクリル、ポリカーボネート、塩ビなど、透明性を持つ非結晶性樹脂素材の曲げ加工に特化しています。

これらの素材は、特定の温度域で柔軟に曲げ加工を行うことが可能ですが、素材ごとに適切な加工温度が異なります。

そのため、各素材に最適化された基準温度を設定し、精密な曲げ加工を実施しています。

お客様の要望に応じた形状への加工を、高い品質で提供します。

【加工方法⑨】接着加工

接着加工は、アクリルやポリカーボネートなど、透明性を有する非結晶性樹脂の素材に特に適しています。

これらの素材は、溶剤によって効率的に溶解し、接着することが可能であり、高品質な仕上がりを実現します。

プラスチックの接合において、美しさと強度を兼ね備えた加工を求めるお客様に最適なソリューションを提供します。

【加工方法⑩】3Dプリント

3Dプリンター技術は、様々な分野でその活用範囲を広げており、特にプラスチック加工分野において顕著な普及を見せています。

この革新的な技術により、パソコンで設計した立体モデルを直接プリントアウトすることが可能となり、従来では困難だった複雑な形状や緻密な仕様の製品製造が実現しています。

3Dプリンターは、設計の自由度を格段に高め、プラスチック加工の可能性を無限に広げています。

関連記事:【保存版】プラスチックの用途|日常用途と産業用途にわけて詳しく解説

プラスチック加工素材を選ぶ際に注意するべきポイント

プラスチック加工素材を選ぶ際に注意するべきポイント

プラスチック加工素材を選ぶ際に注意するべきポイントは以下のとおりです。

  • 強度
  • 耐熱耐性
  • 電気絶縁性
  • 耐薬品性

順番に解説します。

【ポイント①】強度

プラスチック素材はその堅牢性で知られていますが、使用目的に応じて選択する必要がある多様な耐性タイプが存在します。

たとえば、衝撃耐性が必要な場合と変形に対する耐性が求められる場合では、適切なプラスチックの種類が異なります。

加えて、耐荷重性や耐摩耗性などの特性も重要な選択基準となります。

適切なプラスチック材料の選択は、目的に合致した耐久性と性能を確保する上で非常に重要です。

【ポイント②】耐熱耐性

多くのプラスチック製品は熱に敏感であり、高温環境下での使用に際しては慎重な取り扱いが求められます。

しかし、熱に対して耐性を持つ特定のプラスチック材料も存在し、これらは一般にエンジニアリング・プラスチック(略称:エンプラ)と称されます。

エンプラは、熱源の近くで使用されるアプリケーションにおいても、その性能を維持する能力を持っています。

【ポイント③】電気絶縁性

プラスチックはその絶縁性の特徴とともに、静電気を帯びやすい性質を持つことが知られています。

この帯電傾向が静電気の蓄積を引き起こし、可燃性物質への引火リスクや静電気ノイズの問題を生じさせることがあります。

これらの問題を予防するために、導電性の粒子を含む導電プラスチックの使用や、帯電防止処理を施したプラスチック製品の選択が推奨されます。

【ポイント④】耐薬品性

プラスチック素材は、その種類によって異なる耐薬品性を有しており、アルカリや酸など特定の化学物質に対する耐性が素材ごとに異なります。

適切な素材選択により、用途に応じた最適な耐性を確保することが可能です。

このような選択を行うことで、耐熱性が不足して製品が損傷するなどのアクシデントを防ぎ、また、必要以上の耐性を持つオーバースペックな素材を選んでしまいコストが増加するといった事態も避けられます。

正確な素材選択は、製品の安全性と経済性の両方を高める重要な要素となります。

関連記事:プラスチックの特徴3選|メリット・デメリットについても解説

プラスチック加工の流れ

プラスチック加工の流れ

プラスチック加工の流れは以下のとおりです。

  1. 見積もり
  2. 注文
  3. 加工
  4. 検査
  5. 納品

順番に解説します。

見積もり

お客様からご提供いただいた製品のイメージや設計図面を基に、精密な見積りを作成いたします。

材料の種類、サイズ、加工の難易度に応じて、加工コストは変動します。

お客様の要望に合わせた最適なソリューションを提案し、透明性のある価格設定で対応させていただきます。

注文

提示した見積もりの条件がお客様に承認された場合、それにより契約が成立いたします。

加工

ご注文の品を製作いたします。

検査

厳格な品質管理を実施し、製品がお客様の要求基準を確実に満たしていることを徹底的に検証します。

納品

製品が完成したら納品します。

プラスチック加工方法の選び方

プラスチック加工方法の選び方

プラスチックの選択には多種多様なオプションが存在し、それぞれ異なる特性を持っています。

目的に応じた適切な材料の選定が重要です。

重要なのは、プラスチックの一般的な弱点である機械的強度、耐熱性、耐摩耗性などに対する要求水準を明確に設定することです。

適合する材料が複数存在する場合には、それぞれのコスト効率を比較することが求められます。

さらに、加工技術の詳細に目を向け、選んだ材料が目指す品質基準に合致するかどうかを検証することも不可欠です。

また、製品の使用環境を考慮して、製品が安全に使用できるようにするための検討も欠かせません。

膨大な種類から最適なプラスチック材料を選び出すことは、専門知識を要する複雑なプロセスです。

まとめ【プラスチックの加工方法を把握しましょう】

今回は、プラスチックの加工方法と併せて、加工素材を選ぶ際に注意するべきポイントや加工方法の選び方を解説しました。

プラスチックの加工方法は以下のとおりです。

  • マシニングセンタ加工
  • 複合旋盤加工
  • 同時5軸加工
  • 薄肉加工
  • NC旋盤加工
  • 切断加工
  • 溶接加工
  • 曲げ加工
  • 接着加工
  • 3Dプリント

それぞれの加工方法の特徴を押さえたうえで加工依頼をしましょう。

株式会社フラスコでは、昭和48年の創業依頼、一般産業用機械部品の設計・製作・組立をはじめ、プラスチック・チタンやタングステン、ジルコニウムなどの金属加工を行なってきました。

時代にニーズに合わせ、最新鋭の設備と創業から約40年間培った、難削加工を可能とする職人の加工技術で様々な製品を生み出しています。

他社には負けない、業界トップクラスの技術があります。

お問い合わせは無料なので気軽にご連絡ください。

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